すでに試合中の実況・解説について言いたい放題のレジェンド達。続いて「ギャラ」がトークテーマとして挙げられると、さっそくプロボクシング元世界王者である輪島氏が当時のファイトマネーを明かした。
「昭和50年前後で5500万、6000万、6500万。当時のお金で5000万だから高いよ。当時はサラリーマン(の初任給)が月4万円」。こう語り、周囲を驚かせた輪島氏に続き、秋田氏も「サッカーもJリーグができて金額が上がりました。バブル期だったのですごく貰えましたけどね。僕も倍、倍でいきました」などと話している。
すると話題はインセンティブについて――。秋田氏が「スパイクメーカーと契約するとお金が貰えたり、点を獲ったらスパイクメーカーから貰える。大きい大会は1勝したら協会とメーカーから貰える」と述べたが、WBCで世界一に貢献した里崎氏は「優勝したんですけど50万です。(WBCの)出場給はNPBの方から貰ってるんです。優勝賞金の個人の割り当ては150万だったんですけど、100万はWBC2回目、3回目のための交渉に使うからって選手会に全員100万円を寄付した」と説明した。
また輪島氏が「サッカーも有名な選手があっちこっち行きすぎちゃって日本のサッカーがヨッシャっていうのがなくなっちゃった」と話し始めると、釜本氏は「向こうに行って通用したらよろしいけど、半分以上は通用しないじゃん」とバッサリ。
挙句の果てには「(日本に)帰ってきて、例えば(経歴に)鹿島アントラーズ、ガンバ大阪、バイエルン・ミュンヘンってカッコいいじゃない。何にもしてないのに」などと続けたため、村上からは「誰のこと言うてるか分かるじゃないですか」とツッコミが入り、秋田氏も「宇佐美・・・」とポツリ。同氏は「ちょっと例が悪かったな」と苦々しく笑った。