UAE戦で現れた日本の弱点
昨日、2018年FIFAワールドカップアジア最終予選が始まった。サッカー日本代表はさいたまスタジアム2002でUAEと対戦した。
前半早々、清武のフリーキックを本田がヘッドで合わせて先制。しかしそのおよそ10分後、ペナルティエリアから少し外側で与えたFKで同点に追いつかれることに。
前半は1-1で終わることとなったが、後半8分にPKを与えてしまい逆転を許してしまう。
その後、日本は宇佐美貴史、浅野琢磨、原口元気と言った攻撃的な選手を投入するが結局チャンスこそあるが決めきれず試合終了。
初戦ホームで1-2という苦しい結果となった。
今回の試合では「中東の笛」というのが話題にはなっている。だが、試合の敗因はそういうところではないだろう。
何が問題か?それはよく言うと「生真面目さ」、悪く言うと「適応能力の無さ」、これが原因ではなかったかなと考える。
試合中度々あったのが、審判の笛が「鳴ってもいない」のにプレーが止まることが多々あった。
現在、日本代表は海外でプレーする選手がほとんどである。しかもブンデスリーガ、プレミアリーグ、リーガエスパニョーラ、セリエAなど一流リーグばかりだ。
そうなると審判も他と比べても一流の人ばかりだろう。しかもアジアと比べるとヨーロッパの選手は体格も大きくあたりが強いため軽く触れただけで吹き飛ばされても笛などならない。
でも今回の大会はアジアである。審判もアジアの審判である。ちょっとのぶつかり合いで倒れても笛が鳴るのであればそれに従うまでのこと。
今回勝利したUAEはそれを活かし、うまく自分たちのペースに持っていくことができたのだと思う。
ワールドカップではドイツやスペイン、ブラジルなどといった国を相手にするのだろうが、今相手にしているのはアジアの国々である。
そこを意識して戦えるかが今後の予選を勝ち抜いていく鍵となるだろう。
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