【G大阪】倉田「貴史さまさま」後半ロスタイム弾アシスト宇佐美に感謝
◆J1第2ステージ第11節 松本1―1G大阪(20日・松本平広域公園総合球技場)
G大阪がベスト4進出を決めた16日のACL・全北現代に続き、2試合連続の後半ロスタイム弾で、松本と1―1で引き分けた。後半48分、FW宇佐美が左サイドの深い位置から右足で挙げたクロスが、途中出場したMF倉田の頭にぴたり。コースを突くヘディングでネットを揺らした倉田は「あれだけいいパスがくれば。(宇佐美)貴史さまさまです」とアシストの宇佐美に感謝した。
劇的勝利でACLベスト4進出を決めた全北戦から中3日で迎えた一戦。長谷川健太監督(49)は「ACLの疲れというより、隙をつくりたくなかった。試合に飢えている選手を使った」と全北戦からスタメン5人を変更した。全北戦は出場停止だった宇佐美に加え、今季無得点のFW赤嶺、19歳MF井手口を先発に起用。ビッグマッチの反動で起こる気の緩みを出さないためだった。
しかし、前半7分、一瞬の隙を突かれて失点。この1点がJ1残留争い中の松本を勢いづかせた。ホーム・アルウィンの大歓声にも押され、集中力の高い守備をみせる相手に攻めあぐねた。前半29分、宇佐美がエリア外から右足で狙ったが、松本GK村山の好セーブで阻まれた。赤嶺や井手口も決定的な仕事はできず、後半から温存していたMF倉田、FWパトリックを投入する展開になった。
松本・反町康治監督(51)は「自分の形に持っていったら(他の選手とは)違う。シュートが浮かない」とその決定力を警戒した宇佐美に対し、対策を練った。キック直前での切り返し、さらに股を狙ってシュートも得意な宇佐美の特長を理解させ、DF陣には簡単に足を出すのではなく、粘り強くコースを防ぐような守備を徹底させた。
この日、宇佐美は6本のシュートを放ったが、無得点。反松監督の策は実を結んだかにみえたが、最後はシュートも打てる状況からアシストを選択した宇佐美に軍配か。得点王争いでは川崎FW大久保に抜かれたが「得点王になるためにやっているわけじゃない」と語った宇佐美。シュートという“武器”をちらつかせて、精度の高いパスで得点を演出し、チームに貴重な勝ち点1をもたらした。

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